【外壁塗装について】
外壁塗装工事において、作業内容や工期を詳しくご存知の方は多くないと思います。
また、「ペンキを塗るだけじゃないの?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際には塗装の作業工程というのは思っている以上に多く、それぞれが重要です。
一般的に外壁塗装の工期は、「7 ~ 10日」程度が目安といわれています。
それに加えて屋根塗装を行うと大体「10~14日」になります。
当社では、外壁塗装を考えているお客様には、屋根塗装も一緒に行うことをオススメしています。
(勿論不要と考えて外壁塗装のみのお客様もいらっしゃいます。)
オススメしている理由と致しましては、
外壁塗装が必要な目安となる築7~8年を迎えると、
外壁だけではなく、大抵は屋根も塗装の塗り替えが必要になっているものだからです。
外壁塗装のみと比べると金額はどうしても増えてしまいますが、
仮に、外壁と比べて屋根は少ししか傷んでおらず、屋根塗装はあと回しにした場合、
また数年で屋根も塗装工事が必要となり、再び人件費や足場代などを都度払わなくてはならず、
余計に金額が増えてしまう可能性がございます。
その為、一度にまとめて、外壁と屋根の塗装を行った方が結果的に安く場合が多いのでオススメしております。
【施工内容】
1.足場の組み立て
家の大きさ・形に合わせてパイプを組み立てていきます。
一般的な2階建ての住宅の場合であれば、
足場の組み立ては1日を目安に見てください。作業スピードも大事ですが、安全第一で作業致します。
2.高圧洗浄
コケや汚れなど劣化した塗料の表面を水圧で洗い流します。
外壁や屋根の表面に塗装してできた塗膜は、年月とともに耐久性が劣化していきます。
劣化した場合は、少しずつ粉化していくのでひと目では分かりませんが、
外壁の表面を手で触ると塗装と同じ色の粉が手につくようになりますので、
劣化しているかどうかはすぐに見つけることができます。これを塗料の「チョーキング現象(白亜化現象)」と呼びます。
チョーキング現象が起こっている外壁にそのまま塗料を塗っても、チョーキングが起きているような劣化した塗膜には粘着力がなくなっていますので、上から塗料を塗ったとしても、暫くすると新しく塗った塗料まで一緒に剥がれてしまいます。それを防ぐため、高圧洗浄作業はとても大事な作業です。
“汚れを洗い落とす”作業というよりは、”汚れはもちろん旧塗膜などをまとめて削り落とす”作業となります。
3.下地処理(補修作業)
下地処理は、塗装に入る前の下準備として最も重要な項目です。
下地処理に不備があると、塗装が剥がれやすくなる原因になります。下記は代表的な下地処理となります。
・モルタルのクラック(ヒビ割れ)などをウレタンシリコンで補修
・サイディングパネルの目地の打ち直し
・金属部分のケレン作業
4.養生
養生(ようじょう)の工程では、塗装面以外を保護していきます。
塗料がついてはいけない箇所をビニールシートなどで覆って保護します。「塗装の上手な人間」=「養生が上手な人間」といえる程、
塗装の出来に大きく影響致します。
5.下塗り(1回目塗り)
はじめに下地強化材で下塗りを行います。
そのあとの中塗りや上塗り塗料がしっかり壁に定着するようにする必要な工程です。下塗りに使う塗料の種類は、外壁の材質に合わせたものを使います。
6.中塗り(2回目塗り)
下塗りが完全に乾いたことを確認してから、
下塗りに合わせて塗っていきます。この工程を省くと塗料本来の性能が発揮されません。
7.上塗り(3回目塗り)
中塗りと同じ塗料を使って仕上げ塗りを致します。
気温や湿度によって適切な「塗るタイミング」が変わってきますので、
数日後に塗る場合もございます。
8.最終チェック
仕上がり次第で塗装上最後の工程になります。
塗り残しや塗りムラは無いか点検し、お客様にもご確認していただきます。必要に応じて手直しを行います。
9.片付け、足場の解体
足場や養生の解体・撤去、産業廃棄物の片づけ・清掃を行います。
解体にかかる時間は、組み立て時の半分程度が目安です。
解体した足場材は、全て車両に積み込んで搬出するので、半日程度で工事前の状態に戻ります。
10.保証書の作成
工事完了後に発行致します。